全てはひょんな事から始まりました。
「ここではリレー小説やらないのか?」
という先輩からの一言、その時私はやらないつもりでした。
ですがその翌日、ふたたびひょんな書き込みが
「やらないの?」
やこちゃんさんの書き込みでした。私は少しやってみようかという気になりました。
しかしここまで話を大きくするつもりはありませんでした。
せいぜい掲示板式のリレー小説を始めるつもりでした。
が、再びひょんな事が起こりました。
「男ならなにかやらんかい!」
・・・この言葉だれがいったんでしょうか?覚えていません。
・・・で、とにもかくにも私はこのような形態の、
「HPとHPを結ぶリレー小説」を考案した訳なのです。
・・・しかし、まだ私はいまいちやる気がありませんでした。
十人揃わなかったらきっぱりやめるつもりでした。
・・・が、またもやひょんなことに、何故か十一人もの人が集まってくれました。
そこでようやく私はやる気になりました。
・・・と、いかにもやる気のなさそうな文で書いてみるといまでも
やる気があるかどうなのか疑問に思えてきますが、
なにはともあれ、リング式リレー小説、なんとか終わりそうです。
十一人、実質九人しかいなくなった執筆者、その割にはずいぶんと
長い小説になったような気がします。
いろいろありました。ちょっとした口論も、愚痴も、感動も。
いろいろ詰まっていました。それはまさに小説でした。現実でした。
なにか支離滅裂になってしまった私の文ですが、
とにかく今は充足感でいっぱいです。
次回、もしリング式リレー小説が開催される事が・・・私のHPの外でも
あったらとても幸せです。
・・・・・では、皆様。また機会があれば。
「昔自分は子供だった。その事を忘れてしまうのは余りにも悲しい」
これが私の第八話のテーマでした。なんとか終わらせようと
四苦八苦した後、どんな心を伝えようかと考えてこれを選びました。
この物語はファンタジーになりました。それもふた昔前の。
ふた昔前のファンタジーは純粋に子供のものでした。
そのお話は子供だった事を忘れてしまった大人には
すこし難しいものでした。文章は簡単でも、
その中に含まれる気持ちを・・・何処かにおいてきてしまいましたから。
人は大人になるとき、子供を捨てます。それは仕方の無い事です。
でも、「子供だった事」くらいは覚えておかないと・・・いけないと思います。
短い後書きでしたが、それでは。